物流改善事例 – プラットフォーム事業
Platform Business プラットフォーム事業(ペット関連事業)
[ペットフードメーカー D社様]
物流領域を超えたサプライチェーン最適化
物流業界における課題(人員不足、倉庫賃料及び輸配送料の高騰など)に加え、ペット業界においては、多品種小ロット化が進んでおり物流コストの高騰が続いている状況。
更にドライバーの時間外労働の上限が設定される「物流業界の2024年問題」への対応も迫っており、実現可能な具体策を打ち出せずにいた。
お客様の抱えていた問題
- 製造・加工(リパック)拠点と物流拠点が分散しており、当該拠点間の横持輸送コストが増加傾向にあった
- 多品種小ロット化に伴い配送費の増加、路線便の起用増加による輸送トラブルも懸念された

提供したソリューション
水平統合によるペットフード業界内、同業他社間での共同化に加え物流領域の枠を超え、国内リパック機能を物流拠点と統合することによるハイブリット化によりサプライチェーン全体の最適化を提供
水平統合による施策
- 同業他社との共同配送を行い、車輌台数の削減、車輌の大型化、路線便の削減により、配送コストを低減すると共に、配送品質も向上
- 倉庫共同化(同床化)により作業人員やスペースを流動化
ハイブリット化による施策
- 生産・加工(リパック)機能と物流機能を統合する事で、横持輸送費の削減、人員及びスペースを流動化
改善効果
- 効果01
- 工場から物流拠点の輸配送費用の削減と共同配送により物流コスト10%以上を削減
- 効果02
- 輸配送の最適化により路線便起用を最小限とし輸送トラブルを極小化
- 効果03
- 同床化により作業品質・設備環境などの品質管理基準を高水準で維持することを可能とした
- 効果04
- リパック機能を含めた在庫補充オペレーションのBPOサービスの活用も視野に入れ、組織のスリム化と在庫適正化によるキャッシュフロー改善にも着手できる体制が整った

「プラットフォーム事業」が
マッチする企業の多くが抱える課題
- 安定した輸配送能力の確保が困難になり、配送品質及びコストに課題
- 顧客ニーズの多様化により、商品ラインナップの多品種小ロット化が加速。これに伴い、作業生産性及び車両積載率の悪化。また、倉庫内での流通加工業など付帯業務の拡大を想定
- トラックドライバーの確保が困難で、2024年労働基準法の改訂適用によりさらに深刻化する見込み
- 人件費、保管料、輸送費など物流コストの更なる高騰
ぜひ丸紅ロジスティクスに
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