物流改善事例 – 国際複合一貫輸送
Maritime / International Multimodal Transport Service 国際複合一貫輸送
[生活雑貨メーカー E社様]
丸紅ロジスティクスの「海上・国際複合一貫輸送サービス」が
国際物流における安定した輸送スキームを構築
国際物流に求められるのは、多岐にわたる貨物や、海外各国の事情に合わせた柔軟な対応。事業の持続可能性を確保するには、上昇基調にある海上輸送費も踏まえて積載効率の向上だけでなく、状況に応じた輸送量のコントロールも必須となる。海外に生産拠点を持つ生活雑貨メーカーE社様では、あるメガヒット商品の誕生により在庫切れと過剰在庫がランダムに発生するうえ、輸送コストも急騰するなどの問題が発生した。
お客様の抱えていた問題
- 生産拠点が海外(タイ)OEMのため生産量コントロールが困難
- 急激な需要増で物流コントロールが不可能になり、輸送パフォーマンスが低下しコストが増加
- 国内各地への二次・三次輸送も発生し、カーボンニュートラルへの取り組みへの足かせに
提供したソリューション
丸紅ロジスティクスの「海上・国際複合一貫輸送サービス」は、お客様のために個々に設計した「マルチモード輸送サービス」を提供。今回は外国企業の誘致のために設置され、法的にも税制上も優遇措置が受けられるタイの保税倉庫(フリーゾーン※)を物流拠点として活用するスキームによる、サプライチェーンの再構築を提案。
サプライチェーンの再構築による課題解決
- 保税倉庫に商品を集約することで、仕分けや包装が可能に。また輸送量の最適化によりコンテナ積載効率が改善
- 交渉や手続き、管理業務などを当社が代行することで省力化し、コストダウン
※保税倉庫(フリーゾーン):輸入手続きが済んでいない外国貨物を保管する倉庫。関税を徴収されることなく、検品や仕分け、包装といった物流加工が可能
改善効果
- 効果01
- 保税倉庫から「必要なときに、必要な量だけ」をパレット単位でアソートした形での輸送が可能に
- 効果02
- 国内の地方物流センターへの直送が実現
- 効果03
- 年間約1,000万円の輸送コスト削減
- 効果04
- リードタイムの大幅減少
- 効果05
- 年間40トンのCO2排出量削減
- 効果06
- この成功により、タイの保税倉庫をASEAN全体の物流拠点にする構想が具体化。事業成長の足がかりとなる
「国際複合一貫輸送」が
マッチする企業の多くが抱える課題
- 海外拠点での生産量のコントロールが困難で、想定外の状況に対応不可
- 現地輸送業者のコントロールが不能に陥り、輸送パフォーマンスが低下
- 不採算的なコンテナ積載率によるコスト増
- 商習慣や通関事情に不案内海外業者と適切な交渉が難航
- 在庫切れや過剰在庫の発生
- 船便による輸送コストの増加や納品遅延のリスクなどが発生
- 輸送増によりCO2排出量の削減が遅滞
ぜひ丸紅ロジスティクスに
お問い合わせください。