物流改善事例 – 海外調達サプライチェーン・ソリューション
Overseas Procurement Supply Chain 海外調達サプライチェーン・ソリューション
[小売企業C社様]
”丸紅ネットワーク”を活用した「物流」「商流」「システム」の
三位一体のソリューション提供によるサプライチェーン最適化
小売企業C社様は、戦略的にPB商品の取扱いを増やし売上を拡大させていた。複数サプライヤーに発注したPB商品は、海外で生産されて各サプライヤー手配でC社様の複数の物流センターに納品されていた。しかし、PB商品数の拡大に伴い、物流センターのスペース逼迫、欠品、拠点間の輸送等が発生していた。
お客様の抱えていた問題
- サプライチェーン上の情報が分断されていたこと、Excelを使った担当者の経験と勘に基づく発注業務だったことにより需要予測や発注計画の精度が低く、過剰在庫や欠品が発生
- また欠品を回避するべく拠点間の輸送が発生(物流コスト増加)
- 過剰在庫により物流センターのスペースが逼迫し、入出荷機能も低下
提供したソリューション
物流の改善だけでなく発注量の最適化も含めた、オーダーメイドの海外調達サプライチェーンソリューションをご提案。総合商社『丸紅』グループだからこそ実現できる「物流」「商流」「システム」の観点から見直す三位一体改革を実現した。
【物流】:保税倉庫を活用した生産国バリューセンター(生産国VC)の設置
国内備蓄から生産国備蓄への切り替え、納品先・エリア別仕分け出荷機能を持った物流拠点を設置し、需要に応じた出荷コントロールと生産・輸送状況等の情報を一元管理する体制を構築。国内物流拠点のスペース逼迫や拠点間の輸送コストの低減に寄与。
【商流】:丸紅グループへの商流切替
丸紅グループが生産国VCで複数サプライヤーから商品を買い取ることにより、バイヤーズコンソリデーションと商品毎の最低発注数量(MOQ)の見直しによる輸送最適化を実現。
【システム・BPO】:サプライチェーン情報可視化システム・
調達計画システムの導入、及び発注計画系業務のBPO
サプライチェーン上の輸送・在庫データを関係各社とデータ連携し、発注量計算をシステム化し、最適な発注量を計算し推奨する仕組みを構築。発注量の精度向上、迅速化、そして属人化解消を実現。また、当社グループで当該発注計画業務を請け負い、商・物・情一体の体制を提供し、業務工数削減や調達計画の更なる精度向上等に寄与。
改善効果
- 効果01
- 調達コストの削減(実施前後対比で3割減)
ー出荷コントロールの実現、適切なMOQの設定、発注計画業務の精度向上による過剰在庫・欠品の削減。
ー生産国VCでの拠点別仕分け出荷による、拠点間輸送コストの削減。
ー生産国VCで複数サプライヤーの商品をバイコンすることで需要に応じた適時・適量の出荷を実現。 - 効果02
- 関係各社とデータ連携しサプライチェーン情報を一元管理・提供することで、発注量や需要予測精度が向上、情報が可視化されたことで意思決定が迅速化。
- 効果03
- 発注ルールの整備とシステムの活用による属人的なExcel管理業務からの脱却。
「海外調達サプライチェーン」が
マッチする企業の多くが抱える課題
- 複数サプライヤーから調達しており、調達管理が複雑化・煩雑化しているため簡素化したい
- 過剰在庫や欠品を低減したい
- Excelを使った属人的な業務や管理を見直したい
- サプライチェーン情報を一元管理し業務改善に役立てたい
- 業務工数が増える一方で人材不足となっており、業務のアウトソーシングをしたい
- データやノウハウを蓄積し、発注計画・在庫計画に活かしたい
ぜひ丸紅ロジスティクスに
お問い合わせください。